多要素認証≒パスワード以外の利用

エラい人にも理解して欲しい最低限実施させたいセキュリティ対策2つ – Yuma Shimakawa Blog

以前の投稿で、多要素認証は難易度が高いと記した。

「多要素認証」については、まずはネットで検索してみて理解しようとする努力をしてみること。

が、理解が難しい概念であるのも事実。ということで、シンプルに多要素認証を理解するなら次の点がポイント

ID・パスワード以外の方法での認証(=ログイン)

今まで「セキュリティにはID・パスワードを使う」というのが常識だったと思うが、一旦、それを忘れることが大事。

最近は、ID・パスワードでログインした後に、一時的な認証コードをSMSやメールで送ってくるサービスがあるが、そのSMSで送られてくる認証コードが、ID・パスワード以外での認証のひとつ。その他、顔認証や指紋認証なども多要素認証のひとつ。

いずれも、ID・パスワード以外の認証だというのは納得できると思う。

今使っているパソコンは多要素認証≒ID・パスワード以外の認証か?を考える

もし、ID・パスワードで認証しているのであれば、即刻、多要素認証の導入をするべし。指紋認証・顔認証のパソコンに買い換えるでも良いし、USBに接続する指紋センサーも販売されているので、そういった周辺器機を導入するのでも良い。

ThinkPad E14 のSSD、クセものな詳細構成

Thinkpad E14 AMD レビュー – Yuma Shimakawa Blog

SSDの選択理由と構成。

ThinkPad E14。SSDを差すスロットは内部に2カ所。カスタマイズ等では、1stと2ndと2つがあるのが確認できる。1stはM.2.2242、2ndはM2.2280構成

M.2.2242がクセもの

価格.comで調べてみるとM.2.2242がクセものだというのがよくわかる。インターフェースがすべてSATA。PCI-Expressインターフェースの製品が見つからない。

しかし入手したE14の1st SSD(256GB)はWestern Digital PC SN530 .これは、PCI-Express Gen3でそれなりの速度がでる製品なのだが、これが、少なくとも価格.comやamazonでは見つからないモノ。そういう意味では、E14買うときに適切な容量を選ぶ的かもしれない。

PC SN530 NVMe SSD の性能

PC SN530 NVMe SSD | Western Digital を参照するべし。カタログスペックでシーケンシャルリードが2400MB/s。遅いとは言い切れないけれど速いとは言えない製品。普通に使う分には混まれないけど。

CrystalDiskBenchの結果

256GBと512GBの差額は2.5~3万円程度。256GB追加でのこの投資は費用対効果がよろしくないので、やはり最小サイズの256GBの選択で間違いないところ。

ThnkPad E14 2nd SSDスロットに利用できるSSDは?

これも鬼門。価格.comの掲示板を読む限り、利用できなかったSSDが存在する模様。使えなかったという情報があるSSDは

  • WD Blue SN550 NVMe
  •  Crucial CT1000P1SSD8 

逆に使えたと情報があるのは

  • ADATA ASX8200PNP-1TT-C
  • シリコンパワー SSD 512GB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A60シリーズ

どちらの情報も確かではないので、たまたま動いた・動かなかった、の可能性ももちろんアリ。

そこで選択したのは、EXCERIA PLUS G2 NVMe™対応 SSD | KIOXIA 。データドライブとしての使用なので、それほど速度も要求しないだろうというのと、元東芝という安心感。海外情報だが、ThinkPad E14での動作情報もあったので。

EXCERIA PLUS G2 NVMe™対応 SSD | KIOXIAの性能

CrystalDiskBenchの結果

想定通りの性能。

参考 ThinkPad E450で使っていた2.5インチSSD性能

シリコンパワー製 SP480GBSS3S55S25

CrystalDiskBenchの結果

Thinkpad E14 AMD レビュー

それまで利用していたThinkpad E450との比較。購入したのは、Gen3だが、Gen4でも仕様を比較する限りほとんど同じだと思われる。

購入仕様

Ryzen 7モデル、最上位の液晶、8GB Mem、256GB SSD、指紋認証あり、IRカメラ、日本語キーボード(バックライト無し)

追加部品

  • 8GB メモリ(AD4S32008G22-RGN [PC4-25600 (DDR4-3200)])
  • 1T SSD(KIOXIA キオクシア 内蔵SSD SSDCK1.0N3PG2J)

ネット上の情報では、セカンドSSDは、メーカーによっては認識しないモノも結構あるらしいので、注意が必要とのこと。使えた!という報告があった製品としてKIOXIAを選択。元東芝クオリティ。

追加メモリは、仕様上は16GBのモノを追加可能で合計24GBが最大(のはず)。ただし、おそらく32GBも利用可能で最大40GB。8GBを選択したのは、デュアルチャンネルを意識して。仮想化して複数OSを同時利用なんかしなければ、しばらくは十分なメモリ量だと思われる。

質感

随分向上。E450は、同時期のX1 Carbonなんかと比較すると、なんとなく野暮ったい質感だったが、E14は随分向上。Tシリーズといわれても違和感無し。

ばらし方

バラす前にBIOS画面で、バッテリーを無効化しておくのを忘れずに。背面のネジをはずして、隙間にクレジットカード的な板を差し込んで、少しずつ隙間を広げる。そうすれば傷が付きにくい。

増設メモリは、中央の銀色カバーの下。つまんでゆっくりひっぱると取れる。

SSDを固定するネジは、事前に取り付けられていたので、それを利用。

IR付きカメラと指紋認証

Windows Hallo初体験、便利で安全、MFAだし。セキュリティ考えるなら絶対必要。指紋認証オプションを選んだけれども、要らなかったかも。

TrackPointとTrackPad

TrackPointは年々質がさがっていた(少なくとも2015〜2020年あたりは)気がしていた。特にポッチの下が小さくなってからは使いにくくなっていたと思っていたのだけれど、E14はE450と比較してもそれほど悪くない。TrackPointのメーカーはアルプスからELANに変わっている。

驚いたのが、TrackPadの無効化手段。以前は、Windowsのユーティリティで無効化していたのが、BIOSでの設定での無効化に変更。Windowsのログインユーザー毎に、有効化・無効化の切り替えはできなくなったが、Linux等どんなOSでも無効化できるというのは正しいのかも。というのも、ノートPCを複数の人で共有してつかうことも少ないだろうし。

Googleカレンダーで仮の予定を作成する

ExchangeやOffice365経験していて、Google Workspaceを使うと不便に感じるコトのひとつがカレンダーに「仮の予定」がつくれないこと。

仮の予定ってなんだよ?みたいな話しもあるが、

集中して仕事をしたいのだけれども、緊急の要件だったら対応するよ。でも、先送りできるような要件は遠慮してね。

みたいな場合、仮の予定にしておきたい。しかし、Googleカレンダーだと、

  • 予定あり
  • 予定なし

の2種類から選ぶしかなくて、「仮の予定」のような微妙な状況を作れない。

「仮の予定」を作る方法

予定を作成する際に、ゲストを追加する。その際、自分のメールアドレス(後述)を指定して、受け取った会議通知に、「未定」で返信すると。その会議通知に斜線がはいる。

メールアドレスのエイリアス機能を活用する

会議通知を自分あてに送信する際、自分のメールアドレスをそのまま指定するのではなく、Gmailのエイリアス機能を使う。

業務ごとにメールアドレスを作成する – Google Workspace ラーニング センター

hogehoge@gmail.com が自分のメアドなら、 hogehoge+任意の文字列@gmail.com 、あとえば、 hogehoge+cal@gmail.com のように指定する。+calの部分はメールアドレスに使える文字であればなんでも良い。これがポイント。

エラい人にも理解して欲しい最低限実施させたいセキュリティ対策2つ

公安調査庁による「サイバー空間における教委の概況

全部読め!とは言わない。海外ネタなんかは対岸の火、まったくの他人事に感じるはず。

とはいえ、15ページ目だけチェックしてほしい。いくらICTにうとくても、パソコン使っているのであれば、最低限、この2つは他人事ではないのを認識し、実践すること。

ソフトウェア・アプリケーションバージョン把握と最新版に更新

まずはOS。要はWindowsの話

未だに、Windows XPを使っている人はいないだろうが、もしかすると、(2022年4月20日現在)Windows7を使ってるケースもあるかも。Windows7は2020年1月でサポート切れになっているので、使い続けるのは超危険。消費期限(賞味期限ではない)を1年過ぎた食品を口にするようなモノ。1年前製造の食パン食べるのとやってることはかわらないのと認識すべき。それと、Windows Updateも気にして欲しいところ。ただし、普段から意識していないなら、勝手に、Windows Updateされているはずなので問題無し。

次にアプリケーション。要はOffice

Windows同様、古いOfficeはサポート切れ。現時点(2022年4月20日)なら、Office 2013以降がサポート切れしていない。Office 2007とか2010とか使っていたら、これも即刻、使用中止で最新版入手すること。

社員が多くて全員分あたらしいOffice購入する資金がない!と言い訳するケースもあるけれど、サブスクリプション(Office 365/Microsoft365)なら、ひとりあたり月1,630円〜。年払いなら、1,360円。そのくらい払えないなら、そもそもパソコン使う資格無し。漏洩等事故を軽減するための費用と考えて捻出するべし。

多要素認証導入、パスワード使い回し禁止

こっちは正直難易度が高い。まずは、多要素認証(二要素認証、2FA、MFAなどとも言われる)と言う言葉を覚えることからはじめること。認証のトレンドを理解しているのか?IT関係者でなくても大事なのは7Pay事件の「2段階認証」の事象でも明白。

中小企業向けの多要素認証については、別途、ブログを書く予定。

さくらのレンタルサーバー、ファイルマネージャで圧縮した場合の「処理が失敗しました。」エラーについて

自分の確認ミスなのだけれど、いくつかのブログ投稿飛ばした orz.

バックアップを取ろうと思って、昔ながらの方法で、特定ディレクトリを、さくらのレンタルサーバーのファイルマネージャで圧縮。その時に発生したエラーが

処理に失敗しました。

で、圧縮途中の中途半端なファイルができるから、それ削除しようとしたときに、よく確認せず、圧縮しようとしていたディレクトリも一緒に消去してしまった orz。

まぁ、前回のバックアップ以降に投稿したポストがなくなってしまった。ゴミ箱機能もないので、復活できず。自業自得だけど。

で、そもそもの「さくらのレンタルサーバーのファイルマネージャ」での圧縮、別に失敗しているわけではなくて、UI側の更新に、ウラで動いているzipの圧縮が追いついてないだけっぽくて、ブラウザを数回リロードすれば、しっかり、圧縮ファイルができているオチ。