文章を書くのが得意といえる人は多くない。学生時、夏休みの宿題の読書感想文なんて、今考えれば、誰トクなのよくわからない宿題だし(というのも、読書感想文の良し悪しを判断するのは、先生にとっても苦痛に感じるケースはあるはず)。
文章は長くするより短くする方がむずかしい
というのは社会人になってから知るもの。何かの良さを説明したいとき、文字数無制限ならいくらでも説明できる、読み手の面倒くささを考慮しなければ。例えば、10ページの印刷物を受け取っただけで、ゲンナリしてしまうことがあるのはそのため。
「良さ」もっといえば、伝えたい内容をいかに短い文章で記せるか?というところが、読んでもらえるか、もらえないか、の分岐点になる場合がある。同じ内容が伝わるなら短い方が、読み手にとって楽だし、負担にならない。
といっても、短くしすぎてしまい、情報が抜け落ちては、伝えたい情報が伝わないことにつながる。だからこそ、伝えたい内容と文章の量のコントロールにはテクニックが必要だし、極力短い内容で伝える努力を怠ってはいけない。