オンライン記者会見におけるメディア向けとエンドユーザー向けの上手な仕切り方

企業の広報部門において、オンラインでの記者会見をYoutube等で配信する際の悩み。

エンドユーザーが配信を直接観てしまうと、メディアから情報をうけとる必要がなくなり、メディア記事が公開時には新鮮さがなくなってしまうという問題。

究極を考えれば、企業からエンドユーザーに直接伝わる方が変なバイアスがかからないので良いのは間違いないですね。

とはいえ、メディアの力で情報拡散いただいているというのも、また事実。

では、特にこのコロナ禍の中では、どうしたらよいのか?ある記者発表会を観ていて、この方法はすばらしい!と思ったでご紹介。

企業からのプレゼンはすべて動画配信する。
ただし、質疑応答は配信しない。

これですね!こうすれば、概要は、エンドユーザーに直接届けられるし、メディアとしては、質疑応答で得た、一辺倒での配信では語られなかった事実を付加価値として届けられる。

これで万事解決と思いました。

クラウド障害でデータロストは、ほとんど発生しない

「“RAID全滅”があり得るように、“クラウドなら絶対安全”もない」、クラウド時代の「データ置き場の考え方」とは?

惜しいです!が、根本的に間違っています。障害とデータロストは、似て非なる物。

障害というのはアクセスができなくなることで、データロストは、預けたデータがなくなること。

クラウドの障害は、一時的にデータを保管できなかったり、保管済みのデータに対して、一時的にアクセスできなかったりする現象。

一旦、データを保管したら(書込できたら)、クラウド側が原因でデータが無くなる事象は、ここ数年、発生した事例は訊いたことが無い。

この記事で言われているとおり、RAID組んでも、そのRAIDが置いてあるデータセンターが火事になってしまったりすれば、全データロストになります。クラウドの場合は、地理的に冗長する仕組みがあるので、火事のような障害については、データロストしないことが多いですね。大阪-東京くらい離れた冗長化だと数分ぶんのデータロストの可能性はあるケースもありますが。

いずれにせよ、オンプレミスにデータを保管しているよりも、クラウドに預けておいた方が何万倍も安全と言えますので、積極的に利用すべきと思います。

独自ドメインが利用できる無料のメールホスティング その3 Yandex

[2022年3月更新] ロシア情勢から利用は強く非推奨です。


Yandex 日本ではきいたことないベンダーな印象。とはいえ、ロシア最大手、サービスとしては、メールやマップなど、Googleとかぶるところ多々ありで、Androidにプレインストールするアプリケーション関係で、実際とGoogleともめたこともある。

Yandexのメール、イメージ的には、Gmail、Calender+アルファ。そのGmail部分に独自ドメインが利用できるという感じ。

メールのフォワードも、IMAPによるアクセスも可能なので完璧。それでいて、SPF/DKIMにもしっかり対応してくれているので、国内の安価なメールサーバーよりもよっぽどセキュリティ的に優れているといえる。

怖いのは、メール読まれてるのかな?という点。まぁ、GMailもその点一緒だけど。

中小を含め企業では、Chrome Enterprise か Windows 10 Pro/Enterprise を絶対に使うべき理由

シンプルな理由です。

この2つのOSは(2021年1月24日)今日時点において、クラウドの認証基盤を利用できるOSだから。

PCの認証基盤を、ローカルのPCやイントラネットにに配置するというのは前世紀的感です。クラウド上の認証基盤を標準にしましょう。その場合の選択肢は以下の2つしかありません。

世の中には、シングルサインオンをうたうサービス・製品は数多くありますが、クライアントOSの認証と統合できるのは、(現時点では)この2つだけです。

クライアントOSの認証と統合しない限り、認証基盤は、ローカルPC上の認証基盤とクラウドの認証基盤の2つが存在するわけで、ローカルPCとクラウドの2箇所で認証するということは、その時点で、シングルサインオンは破綻しています。

(現時点で)でシングルサインオンをうたっているサービスのほとんどは、ウェブという限られた中でのシングルサインオンは実現しますが、クライアント環境まで考慮した時点でシングルサインオンは実現していないと言い切れます。ウェブの世界でシングルサインオンを実現していても、少なくと、PCへのログインとウェブへのログインの2回、つまりは、本当の意味でのシングルサインオンは実現していません。

では、なぜ、AADとGCIは、本当のシングルサインオンを実現しているのでしょうか?答えは簡単、AAD・GCIを認証基盤として利用できるクライアントOSが存在するからです。それは

認証基盤OS
Azure Active DirectoryWindows 10 Professional / Enterprise
Google Cloud IdentityChrome(Book) Enterprise

この2択しかありません。企業におけるセキュリティを考慮した場合、本当のシングルサインオンが、本当はシングルではないシングルサインオンと比較した場合、当然、セキュリティ度は高いはずなので、クライアントOS導入としての結論としては、Windows 10 か Chrome Enterpriseの2択に成るわけです。


え?!MacOSはどうなのかって?残念ながら、MacOSで企業向けのシングルサインオンを実現しようとすると、現実的に、イントラネットでの Active Directory(AD)が必須であると言えます。Macを利用するなら、AD + AADがシングルサインオンの現実的な「解」と言えます。ですが、ADの管理って結構大変なんですよね。大企業であれば、AD管理も必要なコストとしてとらえられると思いますが、中小企業では、AD管理は管理費用の面で費用対効果が良くないので、クラウドにID基盤を配置するべきで、その場合はAAD・GCIの2択という結論になるわけです。

今更ながら、2020年購入の良かったガジェットナンバー1は白物家電化したiPhone SE

昨年買って良かったモノ!みたいな投稿が多々あるので、マネしてみる。イロイロ考えたけど、一択。それは…..

iPhone SE (2nd Generation)

これですね。iPhone7からの乗り換え。何も考えずにそのまま移行。単に速度とカメラ性能が向上しただけ。

もう、iPhoneって白物家電化してると思うんですよね。出荷されてる数考えれば、ガジェット扱いではないと思うのです。

自動車と一緒。好きな人はマニアな凝った自動車買うけど、普通の人は、ミニバンなり、軽自動車なり、移動手段として購入してるとおもうのです。最新 iPhone Proとか、特に大きめでカメラ性能が良いiPhone Pro Maxとかはマニアの世界。普通の人は、そこまで性能求めていない。そこで iPhone SE。何も困りませんね。これで。車で言えば、ミニバン・軽自動車な世界な訳です。

iPhoneと自動車で違うのは、マニアの割合。まだまだ、iPhoneはマニアな人達が多いマーケットとだと言えるのではないでしょうか。

iPhone SEが白物家電として優れているのは、やっぱり、Touch IDだと思うのですよ。アップルさんには、将来的にも、Touch IDが付いてる白物iPhoneリリースし続けてほしいところ。

独自ドメインが利用できる無料のメールホスティング その2 Zohoの検討

Zoho。メールホスティングというよりも企業向けのなんでもツール。CRMやコラボレーションツールの集合体のイメージですね。メールホスティングに絞ったサービスも提供されてます。

ビジネス向けの安全なメールホスティング

プラン(費用)は120円〜のようにみえますが、スクロールして料金をみてみると、下の方に無料プランがあります。ということでなんとなくサインアップして独自ドメインの設定をしてみると普通に使える感じでした。スパム判定防止に、SPFだけでなくDKIMも設定できるし、世の中進化してるんだなーという印象でした。

IMAPは未対応

ですが、残念ながら、IMAP未対応。ということで、即座にアカウントクローズです。

とはいえ、Workplace安すぎでは?

Zohoサイトをみていて気になったのが、おそらく、Google Workspace相当のZoho Workplace。年間1ライセンス4,320円(税抜)。
これで、いわゆるオンラインなオフィス製品や、Meetに相当するようなツールが使えるのなら、びっくり価格です。日本語サポートも含め、ツール群の「デキ」は気になるところではありますが。メールをいじった感覚からすれば、かなり、Googleに近いのではないかという印象でした。

独自ドメインが利用できる無料のメールホスティング その1 プロローグ

所有しているドメインにメアドを利用したく、とはいえ、なんか契約するのも面倒なので、無料で使えるところがないか調べてみる第1弾。

プロローグ

さくらのメールボックス ちょっと前まで使っていました。年間1,000円。すばらしい価格設定だったと思います。メインの独自ドメインメアドは、Microsoft 365(Office 365)に移行してしまったので、さくらのメールボックスはやめちゃったのですが、実際、以下の様な不満が過去にはありました。今は改善されているかもですが。

ユーザーインターフェースがしょぼい

Windows 7 / Internet 8時代の感がある、コントロールパネルや、ウェブメールでした。

マルチドメインにした際に、ドメインごとにメアドを設定できない(っぽい)。

例えば、example.jpとexample.comを所有している時、admin@example.jp と admin@example.com が同じメールボックスになってしまうという問題。もしかすると、設定方法が間違っていたという状況なのかもしれないけど、これでは、正直、マルチドメイン対応とか言いながら、現実的には使えないじゃん。って思ってました。

スパムフィルタの性能がよろしくない

結構、ゴミメールがスパム判定されず、処理するのが面倒くさかった。

まぁ、そんな感じなので、どこか他のところを探そうと思ったのがきっかけでした。

選ぶ基準

基準は

  • 主観的にそれなりに大手っぽいところ。
  • IMAP必須
  • フォワード(転送)ができること
  • MFA必須

という観点で選択します。

MNOが20GB、2,980円になった今、MVNOはどうやって生き残るのか?

DOCOMO、AU、Softbank。横並びで20GB/月で、2,980円になっちゃいましたね。さぁ、MVNOはどうするのでしょうか?1,500~2,000円レンジで3~5GB/月くらいのプランを維持するのでしょうか?

安くみせて結局は3,000円レンジのプランに落ち着かせるのが戦略なMVNOは、これからが勝負なのかな。

次のステージは、おそらく「光」との競合。月50GB程度のパケット利用が可能なら、少なくとも一人暮らしなら住処に光インターネットの導入は必要なくなる場合も少なくないかもしれない。動画配信を一日中観てるみたいなケースは引き続き光が必要だろうけど。