GMKtec NucBox 3 をメモリ16GB化

NucBox 3 のCPU、Intel Celeron J4125はスペック上メモリ上限は8GBなのだけれども、ネットに落ちてる情報通り、16GBでも認識するらしいので試してみた。

SODIMM DDR4 PC4-25600(DDR4-3200)を使う

J4125の仕様上、メモリは、PC4-19200(DDR4-2400)なのだが、お値段的にこなれているPC4-25600を購入。購入したのはドスパラのプライベートブランド。

結果的には普通に認識。ただし、スピードは2400MHz(想定通り)。必ずしも、16GB化できるわけではない可能性があるので注意。リスクは各自で。

「その9」具体的に何すればよいか?(2024年1月11日現在)

新会社ではないかぎり、社内にパソコンが1台も無いなんてことはほぼ無いと思われる。その状況で、まずは、2点最低限実施する必要がある。その2点は、BitlockerとWindows 標準アンチウイルスソフトウェアの利用と自動更新設定

Windows 11(10) HomeをProにアップグレードし、Bitlockerを有効化

目的は、パソコンの社外持ち出し。Bitlockerを有効にしてあるパソコンなら、パソコンを紛失しても、パソコン内の情報が漏洩する可能性はかなり少なくなる。逆にいえば、Bitlockerが無効パソコンを社外持ち出しするのは、重要機密が書かれたノートをそのまま持ち出すのに等しい。拾われてしまえば、中身は丸見え。

もし、現在、Windows 10を使っているのであれば、あと2年弱の間に買い換えが必要になる点、認識しておくこと。というのも、Windows 10は2025年10月14日でサポート切れする。特に、数多くのパソコンが社内に存在するなら、予算的にも手間的にも一気に更新するのは困難な可能性もあるので計画を立てておく。

中小企業、特に小企業では量販店でパソコンを購入して使っているケースも考えられる、その場合、Windows ProではなくWindows Homeの可能性が高い。Windows Homeでは、Bitlockerは使えないので、Windows Proへのアップグレードが必要となる。

大事なのは、回復キー

回復キーを紛失してしまうと、パソコン自体がまったくつかえなくなる可能性ある。このキーを安全に保管することが重要。将来的には一括管理するべき回復キーであるが、印刷する、USBメモリに保存する、等々の方法で保存し、安全に管理すること。

アンチウイルスソフトウェアの正しい設定

有償アンチウイルスソフトウェアは不要

マカフィー、トレンドマイクロ等の有償のアンチウイルスソフトウェアは不要。Windows標準のアンチウイルスソフトウェアで十分。アンチウイルスソフトウェアベンダーは、Windows標準機能のアンチウイルスソフトウェアは不十分というような宣伝もしているが、実際、五十歩百歩。

有償製品がよろしく無い点のひとつは、契約期間がすぎてしまうと、最新のウイルス認識パターンファイルの更新がされなくなる。有償製品を利用していると、古いアンチウイルスソフトウェアを使い続けることになる可能性がある。その点、Windowsの標準機能は安心できる。

有償製品プレインストールされている場合はアンインストールする

自動更新を有効に

Windows 標準設定の場合、自動更新は有効だが、他社製アンチウイルスソフトウェアの試用版なんかがプレインストールされている場合等は注意。

「その8」無闇にやたらに怖がらない(正しく怖がる)

正しく怖がれないIT管理者、少なくない。正しく怖がっていないから、終わりの無い対策になってしまう。

脅威を特定する

物理的な家のセキュリティ対策、居住条件によって対策が違うのは当然。ニューヨークに住んでいるのと、カナダの山奥にすんでいるのでは、脅威自体が異なるのは誰でもわかるはず。ニューヨークなら、脅威は泥棒や犯罪者である人間、カナダの山奥なら熊など動物。当然同じ対策ではない。

ITのセキュリティ対策も同様、脅威の種類によって対策が異なるし、脅威の種類を特定しないと対策のたてようがない。

いま、間違いなくコスパが高いノートパソコンはHP

なぜ、HP以外のパソコンを買うの理解できないくらいHPパソコンのコスパが高い。ということで、オススメパソコンのご紹介。

モバイル向け

HP Pavilion Aero 13-be 一択。

1kg切って16GBメモリで約10万円。買うならRyzen 7モデルがオススメ、Ryzen 5との価格差も小さい。画面解像度も縦1080ではなく1200なのもGood。
マイナスポイントとしては、[Enter]キー右の子の5つの余計なキー。これらのキーはFNキーとなんかのコンビネーションしてもらって、キー自体は無くしてほしい。その分、キーピッチを増やしてほしいところ。
とはいえ、普段づかいに必要十分なスペックで軽量を10万円前後で実現しているのは唯一。

とにかく安価なノートPCがほしい

最低限のスペックをどうするのか?という点の考慮が大事。今から5年はガッツリ使うつもりであれば、

  • CPUスコア(PassMark)は10,000以上
  • メモリ16GB(8GBだと数年後心配)
  • FHD以上の解像度(できればIPS液晶)

あたりが譲れないところ。

最初の候補は、HP 14-em

魅力はお値段。Ryzen 5モデルなら7万円弱で購入可能。[Enter]キー右の5つのキーがジャマなのは、HP Pavilion Aero 13-be同様。

次に HP 245 G10。

HP 14-emとほぼ同じようなスペック、同じような価格。違うのは、微妙に重量、バッテリーの「もち」。どちらかというと、HP 245 G10の方が良いようにみえる。[Enter]キー右横のジャマキーの存在も同様。HP 14が個人向け、HP 245が法人向け、ってことなのかもだけれども、HP 245が個人でかえないということもないってことを考えると、HP 14-emの存在価値はなんなんだろうか。
Ryzen 7を選ぶなら、HP 245 G10一択。

また、重くなってもテンキーがついているのが良いなら、HP 255 G10というモデルも存在する。けど、テンキーついてるパソコンは、ブラインドタッチする際の手の位置が左にオフセットされてしまうので、オススメしない。

ハイエンド(ゲーミング除く)

Spectre

13.5インチと16インチがあるが、そこは好みで。欠点を最初に記してしまうと、13.5インチでも、1.4kg弱ある重さ。ここだけは、Pavilion Aeroに勝てない。
オススメモデルは32GBメモリ搭載機。最近のノートPCは、メモリ追加できない形状が多いし、Spectreも後から増設できないので、32GBがベストチョイス、価格も13インチなら23万円弱(2024年1月6日現在)だし。

絶対的な価格としては安くはないけれど、有機ELの3Kディスプレイ(13.5インチモデル)でタッチディスプレイ、他機種なら1~2万円かかるスタイラスペンも標準装備。Pavilion Aero、HP-14em、HP 245にの欠点だった[Enter]右横のキーも無い。重さ以外は欠点が見当たらないといって良いモデル。

16インチモデルは、4K以上(縦方向が少し長い)のもすばらしい。ディスプレイだけの価格でも相当高価なはず。

競合との違い

価格とスペックだけ比較するとLenovo廉価モデルやDellの一部モデルはHPと競合する。が、Lenovo・Dellと比較すると、HPには日本語キーボードのデキが良いというアドバンテージがある。筐体をワールドワイド共通にしてしまうと、日本語キーボード機の場合、どうしても、右半分の日本語キーボード配列に無理が生じる。HPは廉価版モデルであっても、すばらしい日本語キーボード配列になっている。だからこそなのだけれども[Enter]右横のキーは即刻排除してほしいところ。


outlook.com (旧 hotmail.com)で返信する際にマウスカーソルを見失う問題への対処

outlook.comでメール返信しているとマウスカーソルがみえなくなる事象がある。

原因は背景色

デザインが「ライト」モードの際、マウスカーソルがみえなくなるような感じ。というのもマウスカーソル自体の色が反転されずに、そのまま白色なのが原因っぽい。

デザインを「システム設定に合わせる」に変更して対処

デフォルトで「システム設定に合わせる」にしてほしいところ。いずれにせよ、この設定変更で対処可能。

「その7」最低限の脆弱性対策1

特に経営層に理解してほしいこと、それは、華美な脆弱性対策ではなく、最低限の脆弱性対策。最低限といっても、大企業ならともかく、中小企業の多くはその最低限の脆弱性対策ができてない。

最低限の脆弱性対策

しごく当たり前の対策を列挙しておく。まずは、この対策を完璧にするところからはじめてほしい。

サポート切れになったソフトウェアは利用厳禁

ITの世界、古いモノを大事に使うのはリスクでしかない。WindowsなどのOSはもちろん、Micosoft Officeの様なソフトウェアも同様。商用ソフトウェアなら、ベンダーが、サポート終了日を公開している。

例えば、マイクロソフトなら、Microsoft ライフサイクル ポリシー | Microsoft Learn で規定している。
現在(2024/01/03)なら、Windows 10やWindows 11を使っているケースが多いだろうが、Windows 10は、2025/10/14にサポート終了となり、サポート終了まで2年を切っている。社員全員のPCをWindows 11等にアップデートしたりする準備を開始しているべき時期。
Officeでは、現在サポートされているのは2016以上。2013以前のOfficeはサポート切れなので注意。永続化ライセンス(=買い切り)のOfficeを使っている場合、バージョンアップに相当な費用がかかるので注意。

オープソースソフトウェア(OSS)も同様。メジャーなOSSはEnd of Life (EoLと呼ばれる)をサポート期間を設定している。

更新プログラムの適用

Windows Updateを利用してのWindows/Officeの更新はもとより、利用しているすべてのソフトウェアを常に最新に保つ。ソフトウェアの自動更新を妨げないこと。社員に徹底させる方法として、管理ツールを使う方法もある(別途解説予定)が、まずは、各社員が能動的に意識できるようにする。