Azure Storageの作成・設定
無料のWeb Appsは、ストレージ容量が1GBと心許ないのと、ウェブサイト全体のパフォーマンスを向上させるため、画像は Azure Storage 保存。WordPressプラグインで画像はStorageに保存されるように設定
手順1(Azure Storageアカウントの作成、および、設定)
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Azure Storage アカウントを作成。Storage アカウントは、App Service /Web Appsと同一のリージョンを指定。BLOBさえ使えれば、どんなタイプでも構わない。
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blob のコンテナを作成。コンテナ名が画像が格納されるディレクトリ名になるので、imagesなどがオススメ。Public Access Levelはblobに設定(設定しないと公開出来ない)。
CDNエンドポイント作成
Web App / Storage ともにCDN経由でアクセスする
手順1(CDNプロファイルの作成)
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Pricing tierは、Standard Microsoftがおすすめ(30Xレスポンスなどもキャッシュしてくれるので)。適当な名前をつけて作成。
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作成済みのWeb Apps / StorageのCDNエンドポイントを作成
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CDNの設定|キャッシュ規則 で「クエリ文字列のキャッシュ動作」を「クエリ文字列に対するキャッシュをバイパス」に設定する
カスタムドメイン・証明書の設定
CDNのエンドポイントを作成した、Web Apps / Storageにカスタムドメインを適用し、更に証明書を導入する(Azure CDNの機能)
手順1(CDNエンドポイントにドメインを適用)
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DNSにWeb AppとStorage用のカスタムドメインのCNAMEを作成する
例 example.comがカスタムドメインで、WordPressを blog.example.comに、
画像のStorageをimg.example.comのカスタムドメインにする場合:
blog.example.com hogewebapp.azureedge.net
img.example.com hogestorage.azureedge.net -
(Option cdnveriyを使って証明書を適用する場合 )証明書適用するためのCNAME(cdnverify)を作成
上記の場合の例:
cdnverify.blog.example.com cdnverify.hogewebapp.azureedge.net
cdnverify.img.example.com cdnverify.hogestorage.azureedge.net
手順は、
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cdn/cdn-custom-ssl?tabs=option-1-default-enable-https-with-a-cdn-managed-certificate#custom-domain-is-not-mapped-to-your-cdn-endpoint
参照 -
カスタムドメイン適用後、Azure PortalのCDN設定で[カスタム ドメイン HTTPS]を有効にする。上記、Optionを実施していない場合、上記手順に記載されているとおり管理者アカウントにDigicertからメールがおくられ、承認フォームに誘導されるのでそこで承認
証明書がインストールされるのに、数時間かかるので注意