この書籍の冒頭で、世代によって、フリーの感覚が違うという記述がある。
確かに、googleを当たり前のように使っている世代は、タダで何かを提供してもらうのに慣れているといのは、google以前の世代とは違うかもしれない(ただし、google以前の世代もTV/ラジオのプログラムがタダで提供されているのには慣れているので、タダの世界に全く親しみがないわけではない)。
フリーに賛同しない理由はたくさんあるが、もっとも大きなものは
「人が作業(ワーク)したことに対しては、基本、その価値に相当する対価を利益受給者が支払うべき」
と思っているから。
とはいえ、私自身、では、TVは放送料を支払っているNHKしか観ないかというとそんなことはなく、普通に民放をみているわけで、その点は、自己矛盾していることも理解している。
だが、つきつめていくと自己矛盾していないというのは、別の機会に述べようと思う。