在宅勤務の仕組みを早急に整えた方がよい理由

実際にあった話し。

とある企業と、オンライン会議を予定していました。しかし、突然延期。原因は、社員にコロナ陽性者がでて、一時的に会社は封鎖。在宅勤務の土壌がないので、自宅では仕事ができない。それが、本来どこでもできるべきであるオンライン会議であったとしても。さらに、社員は、その間、有給休暇を消費する形で出社停止だとのことでした。

え?!有給休暇消費?

会社都合での出社停止で、個人の有給休暇を消費するという意味が正直わかりません。もちろん、会社が落ち度があってコロナ陽性者がでたわけではないけど、その他の社員としてはたまったもんではないです。

会社側の理論としては、仕事してないんだから、給料はらわないよ。なのだろうけど、会社都合での出社停止なんだから、給料は支払うべき。このあたり、労務ではどうなってるのかしらないですが、実際有給休暇を消化して自宅待機なんてされたら、社員としての会社への忠誠心や、本人のモチベーションに影響があるのは必至。

実際、会社としたって、その間業務は進まない。当然影響はあるはず。1週間出社停止にしたなら、単純計算で52(週)分の1、年間でいえば2%の売上定価になる計算。

コロナワクチンが普及したりと、完全に収束方向に向かうまで、出社しなければ会社が動かない状態では、常にリスクがあるということ。長期出社停止にせざるおえない状況いなれば、会社自体がかたむく可能性もある。

在宅勤務の仕組みを整える予算が無い!というのは言い訳。すべての仕事を在宅にするというのはムリにしても、今日からでもできる範囲で在宅勤務にすることを考えるべき。

たとえば、会社の電話を携帯電話に転送を許可して、社員に転送を設定させる。

これだけでも、在宅勤務の第一歩。