Windows NT登場により、PCの安定性は一気に向上
マイクロカーネルバンザイ\(^o^)/というやつ。intel 80286以降のProtected Modeをガチで利用し、かつ、普及した最初のOSは、Windows NT 3.5だと思っている(実際には、i386以上で動作のはず)。マイクロカーネルのおかげて、お行儀の悪いアプリケーションがあっても、OSにまで影響を与えず、安定した処理ができるようになった。
ウラを返すと、Windows 95 〜 Windows Meまでは、それなりによくできたOSではあったが、結局は、MS-DOSの延長。アプリケーションからのハードウェアアクセスは、誤解を恐れずに表現すれば、ある意味無法状態。なんでも、できてしまったので、お行儀の悪いアプリケーションがあれば、簡単にOSは不安定になった。
Windows NT使っても週1回のリブート当たり前問題
UNIX房からすれば、Windowsはおもちゃと言い続けたいので、UNIXの安定性を誇りたかった。実際、UNIXの方が安定してたし。
ただし、UNIXが安定してた理由は、利用アプリケーションの種類が限られていたり、そもそものハードウェアのMTBF(平均故障間隔)がながかったりと、OSの「デキ」ではない要素も大きく影響。
だが、それでも、Windows NT (3.5/3.51/4.0)は、不安定だった。理由は、表題の通りIMEインターフェースのメモリーリーク(噂)。
当時のマイクロソフトでは、英語版を元に”ローカライズ”作業を実施に、日本語や、20世紀の歴史的パソコンPC-98シリーズ版を作っていたので、英語版にはない仕様を追加したことで、メモリーリークというバグがはいってしまったものと推察する。
メモリリークは時間が経つことにメモリ消費量が拡大していくバグであり、そのバグをリセットするために、日本での、Windows NT運用は、週に1回のリブートが必要と言われていた。
Windows 2000からはユニバーサルなOSに
Windows 2000では、NTでのローカライズではなく、全言語対応な単一なOSに仕上げ、出荷国の言語に合わせたカスタマイズを実施するという方向にシフトした。そのため、英語版のWindowsでもIMEインターフェースを導入可能で、日本語版の全体的な品質が向上した。
って話。