イントラネットとインターネット、社内ネットワークと社外ネットワーク。明確に区別し、インターネットから社内システムを利用するといった場面においては、VPNは有効な手段だった。VPNが通用したのは過去形ってこと。
VPNが役立たなくなった理由
以前は社内に配置していたデータ・情報を、社外に置くようになったというのが大きい。例えば、メールサーバー。社内にメールサーバーを置いて管理するコト自体が時代遅れになりつつあり、Google WorkspaceやMicrosoft 365を利用するケースが多い。(オンプレ運用が問題なわけではないが、運用面まで含めるとコスパが悪い)。
Boxや Google Driveなど、オンラインストレージの利用も一般化。営業情報も、SaaSの Salesforceで管理。なんていうのが当たり前の時代。つまりは、社外から、VPN無しで、社外秘情報にアクセスするのが当然ということ。
だからこそ、社内と社外を区別すること自体が意味がなくなりつつあるのが現状なのを理解したほうがよい。