中学生の時にAIWAのミニコンポを買ってもらったわけだが、高校生になり、周りに影響されてバラコン(バラバラなコンポーネント)に突入。当時、CDプレーヤーがかかなりのスピードで価格下落にあったのと、CDの音質と手軽さにビックリしたというのもあったと思う。
夏休みにバイトして貯めた約10万円を軍資金に、アンプ、カセットデッキ、CDプレーヤーを購入。正直、軍資金が足りてないのもあって、当時、仲良くさせてもらってた第一家電の店員さんに相談して購入。
当時アンプといえば、Sansuiが定番。人気があるの機種が5〜6万円くらいだったと思う。これは、当然買えるわけもなく、第一家電の他店にあった店頭処分品のDENON製のアンプを購入。バラコンのデザインも流行廃りがあり、当時は、シルバーからブラックへの移行途中だったが、店頭在庫品ということもあり、シルバータイプだった。機種名すっかり忘れた。
カセットデッキはAKAIが定番。AKAIはその後、ダイヤトーンに買収され、A&Dというブランドになった。人気があったのは3ヘッドタイプ。が、これも買えるはずもなく、AKAI HX-R40を購入。AKAIの廉価版で、テープの選択(ノーマル、クローム、メタル)も手動だし、音量メーターも5素子の簡易的なモノだったのだけど、これはこれで結構満足してた。3ヘッドは欲しかったけど、3ヘッドになると、オートリバースでなくなるという弊害もあったし。
蛇足だけど、自動車の走行距離メーターみたいなやつ。あれ、当時の、ラジカセとかカセットデッキには大抵ついてたけど、再生速度とカウントがデッキによってバラバラだから全然意味なかったんだよね。
最後はCDプレーヤー。当時、CDプレーヤーの聴き比べはかなり時間を使った。聴くジャンルによっても得手不得手があるのだろうけど、今でいうところのJ-POP主体で聴いていた耳からすれば、SONYとYAMAHAが好み。Lo-Dは音がキンキンして、日立はダメだなぁとか思っていた。で、購入したのがYAMAHAのCD-450
ボタンが少ない(上位機種は曲順を選ぶのにテンキー的なのがついていた)みたいなのはあるけれど、曲選択なんかほとんどしないし、不自由な機種ではなかったし、音も好みだった。表示部分がショボいのは廉価版だからなんだろうな。
ちなみに、CDといえばSONYがらみのゴタゴタ。が、Wikipediaなんかには詳しく記述されていると思うのだけど、ビデオデッキのベータvsVHS戦争の様な事がCD規格が決まる前に勃発してて、結局、SONY案が通ったみたいなことだったと思う。
それで、勝利した、SONYはCDプレーヤーのリファレンス機を作って、それを他社に配布、他社はそれを模倣する形でCDプレーヤーを発売するのだけど、ひと悶着。ソニーが提供したリファレンス機は垂直ローディングだったらしい。形で言うとこんな感じ。
しかし、SONY初号機はこれ。
各社、「やられた!」と言ったとか言わなかったとか。確かに盤面がまわってみえるのCDを主張するには良い手法ではあるのだけど、その分、分厚くなるというデメリットが。。。ということもあり、各社第1世代のCDプレーヤーはSONY一人勝ちだったはずです。価格も他社より4〜8万円くらい安かったらしいし。