ここ10年くらい、海外でのスマホ利用の方法が随分変わってきた感があるので、現時点での「これだ!」というのを記しておく。

ポイント1、いわゆる「通話」は気にしなくて良くなった

MNOでもMVNOでも、一般的な電話番号による通話はほぼ全世界でローミング対応できる状況。なので、MVNOを使っていても気にする通話については必要なし。

ポイント2、データ通信手段を熟考

もっとも大事な点。通話はLINEで!みたいなパターンも多いので、電話番号が使えるか?的な要素よりも重要。そして、データ通信には様々な選択肢あり。

選択肢1:データ通信も普段使いの回線でのローミング

普段使っているキャリアがドコモなどMNOの場合、海外でのローミングがそのまま可能な場合も少なくない。が、料金的には結構イイ感じなので注意が必要。ウラを返すと、普段MVNO(格安ケータイ)の場合は、ローミングができるケースはほとんどないので、別途手段の考慮が必要。

選択肢2:海外向けWi-Fiルーターレンタル

イモトのWiFi的なルーターのレンタル。大昔はそれなりに流行ったし、実際使ってた。パソコンを併用するなら、この選択か?という気もするが、スマホからWiFiルーター経由でのデータ通信ってなると、使う器機は増えるし、バッテリーはスマホとルーターの両方を考えなきゃいけないしでかなりメンドイ。

PCを持ち運んで使う場合も、最近では、移動先でも、無料のWi-Fi(ホテルなど)も充実していたりするので、Wi-Fiルーター必須という状況でもなくなっているので、あえて、Wi-Fiルーターを選択する場面は限りなく少なくなっていると思われる。

また、Wi-Fiルーターによっては、データ量無制限とか記述があっても、実際には、1日あたりの通信制限があるケースもあるので、注意が必要。

一部の国およびプラン(周遊プラン等)においては、FUPの施策により、利用者が過大かつ過剰な通信(当日を含む直近3日間のパケット通信量が400MB以上)を行った場合、通信制限を行うことがあります。これらの通信制限に抵触した場合、インターネットに接続ができなくなる、もしくは極端に通信速度が落ちる状態となり、申込者の利用期間中に通信が復旧しない場合があります。これらの場合でも、当社は一切その責任を負わないものとし、申込者は利用料金を支払うものとします。
(イモトのWiFi注意事項 https://www.imotonowifi.jp/usage/importantmatter/)

選択肢3:ahamoに乗換

そもそも、海外にも強いキャリアにMNPしてしまう。その際、ahamoが最有力。MNPだと、かなりのリベートも提供されるので、短期的にはお買い得感はある。

選択肢4:デュアルSIMによるahamoの短期契約

普段使いの回線をイジるリスクを回避する手段として、スマホのデュアルSIM機能の活用。二つ目の回線として、ahamoの契約、今(2025年2月21日現在)なら、30GBの容量を海外でも使える。旅行から帰ってきたら、即解約すればリスクは少ない。

選択肢5:Amazon等での格安海外データSIMを入手し、デュアルSIM運用

選択肢3のahamoと同様な方法だが、場合によっては、事前に英語で手続きが必要等、面倒くさく思える面あり。小容量であれば、ahamoよりも安価なSIMもあるが、30GBクラスになると、格安SIMといわれていても、そうでもないケースもある。

本日のオススメ

選択肢4のahamoを短期契約。使いたい容量にもよるけどね。

投稿者 shimakawa