もっとも意識しなければならないのはPCを安全に使う方法
ネット接続前提な状況において、PCを以下に安全に使うのか?は最重要問題。その問題に対処するために、Windows PCの使い方を以前とは異なった考え方にアップデートしておく必要がある。
アカウント問題
現在のWindowsが嫌われてる理由の1つがアカウント管理。以前のようにローカルアカウントを作成するのではなく、個人用ならMicrosoftアカウント、仕事用ならEntra IDを前提にしている。特に、Microsoftアカウントを半強制されている点は反発が多い。
Microsoftアカウント前提にした理由はいくつかあるが、根本的にはOS自体がインターネット接続を前提にしている点。スタンドアロンでの利用が主ならローカルアカウント主体というのも納得感があるが、ネット前提なら、何らかの認証基盤で認証されていた方が使いやすい。それがMicrosoftにもってかれているところは非難される可能性もあるが、iPhone利用時にApple IDを強要されているのと同様なので、この手法は、なにもMicrosoftだけが非難されるべきではない。
実際、Microsoft (Office) 365を利用しているケースであれば、PCログイン時に、Microsoftアカウントで認証されているのは利便性向上に役立つし、幸か不幸か、まだまだ、Officeは必要とされているわけだから、Microsoftアカウントでの認証は、多くの人にメリットがあるのは間違いないところ。
OneDriveは決して悪者ではない
どころか必須。個人ファイルはすべてOneDriveに置くべき。意味不明なエラーを発生させたり、PCの体感スピードが落ちたりするケースがあるので悪者扱いだけど。
PC上にファイルを保存しておくことのリスクはご存じの通り。古くはハードディスク、いまならSSDなんかが故障したら、大事なファイルをすべて失ってしまう状況。であれば、今の技術を使えば、個人的な情報はすべてクラウドに退避しておこうのが安全というもの。故障や大事なファイルをバックアップしてなかったのは自分の責任だから、あまり追求しないし追求されたくない。よって、あまり騒がれないけれども、痛い目にあっている人は少なくない。そういう人達をクラウドで救えるならOSでサポートするのは進化としても当然。
ということで、オンラインストレージは必要。前述のとおり、Microsoftアカウントで認証していれば、その認証情報がそのまま利用できるOneDriveを使うのは自然の流れ。無料分の容量が少なすぎて(2024/09/19現在、5GB、ただし、iCloudも5GBまで無料というところは変わらない)、すぐに制限に達してしまうため、様々な警告やトラブルが発生するので、評判を落としているところは少なくない。
使い勝手問題
OSのバージョンが変わると、使い勝手が悪くなる問題。Appleなんかは「まったく新しいiPhone」と言われれば心躍るのに、Windowsだと、そうは思われないのはちょっとかわいそう。
OS作ってる側からすれば、使いにくくしようと変更しているどころか、より使いやすく変更しようとしているが、残念ながら多くの人には仇になってるケースもある。多少不便でも、以前と同じ使い勝手を踏襲できるようにしておくのが不満にさせない手法の1つではあるけれども、そうなると新機能が知られずに使われないようなこともあるので、このあたりはOS設計者の意図や思想に基づくところ。
iPhoneだって結構変わってるのに、文句言われないのは、まだまだ発展途上だからというのも理由の1つ。個人的には、指紋認証無くすのは最強の不満点。
古いWindows使えなくなる問題
古いOSを使い続ける最大の問題点はセキュリティアップデートの提供。セキュリティアップデートが停止したOSなPCをネットに接続して使うとか、ヘルメットしないでバイクに乗る以上に危険で無謀な行為。そこで、古いOSが使い続けられなくなる。
Windowsはサポートライフサイクルを公開しているので、いつまでサポートされるのか?が明確。最低でも10年はサポートされる状況だし、10年以上前にリリースされたOSを利用するのは危険な可能性があるのはわかるはず。
iPhoneだって同じ。古いOSのセキュリティ更新が止まる。(それでも使い続ける人はいるけれど)最新OSが使えなくなる頃にはiPhone買い換えざるおえないような状況になっているケースが少なくない。
まとめ
とまぁ、スマホ(iPhone)と比較すれば、Windows PCのおかれた状況に納得感はあるはず。