得体が知れないCDP

技術者として理解が困難なのがCDP。ベース技術がよくわからないというのが理由。

CDP≒パーソナライゼーション(レコメンデーション)のしくみ

明示的パーソナライゼーションと推測的パーソナライゼーション

このふたつを混合して考えてないようにしたい。明示的パーソナライゼーションは、利用者が能動的に設定したパーソナライゼーション。推測的パーソナライゼーションは、サービスを提供する側は、「こういうの好みでしょ?」って推測して実施するパーソナライゼーション。

例えれば、ポータルサイトで、好きなジャンルの設定(例えばスポーツ)を設定するのは明示的パーソナライゼーション。そのジャンルの閲覧履歴を収集し、野球の情報ばかり参照している人に向けて、「このコンテンツ好きでしょ?」とサッカーよりも野球の情報を上位に表示するのが推測的パーソナライゼーション。

明示的パーソナライゼーションは、100%正確なパーソナライゼーションが求められる(スポーツが好き!って設定したのに、違う分野の情報、たとえば、経済の情報みせられたらそりゃ怒るよね)が、推測的パーソナライゼーションには正確性が求められない。たとえば、野球でも、日本プロ野球と米国メジャーリーグ、どっちの情報を上位にするのか?は、嗜好と異なっている場合がある。もちろん、推測的パーソナライゼーションも、できるかぎり正確であった方が、利用者に優しいし、ECサイトなんかであれば、売上にも影響する。

CRM(RDBMS)は明示的パーソナライゼーションを、CDPは推測的パーソナライゼーションを管理

CDPは、推測的パーソナライゼーションだから、推測するためのできる限りの情報を収集し管理する必要がある。そこで、正規化されたデータだけでなく、正規化されていないデータをも格納する必要があるということ。

投稿者 shimakawa