理由は簡単。人事採用では「こいつなら一緒に働いてもよいかな?!」を見極められないから。
人事採用で発生しがちな残念な事象(特に新卒採用)
インターン生など、ある程度の時間を共有するなら、その人の大まかな特徴や良し悪しもわかる。逆に、就活の限られた時間の中で、判断するのは、博打に近い状況。
だからこそ、人事は「この人優秀そう!」を定量的に計測しようとして、出身大学や成績でフィルターをかける。採用担当からすれば、学歴フィルター無しに選別なんかできるわけがない。
では、学歴フィルターをくぐり抜けられた人材は優秀か?また、入社後、ちからを発揮してくれるか?は別問題。高学歴でなくても、高い成果をあげる社員も当然ながらいる。ただし、前述のとおり、短い就活の中で判断するのは相当難易度がたかい。
だからこその「こいつなら一緒に働いてもいいかな?!」が重要
なんだかんだで人付き合い。残念ながら「ウマがあう」とか「カルチャーにあう」とか、能力の優劣に変わらない要素が存在するのは事実。能力があっても、カルチャーにあわなければ、能力を発揮できない可能性すらある。
人事採用では、候補者は人事担当者は入社までの付き合いだけれども、部門は、そのあと、基本的には長期に付き合うことになる(すぐに退職されてしまうケースもあるけれど)。ウマがあう、カルチャーがあう、が欠落してしまうと、お互い不幸になるし、部門採用では、能力よりも重要なのは間違いない。